かねてより噂されていたGucci【グッチ】とBalenciaga【バレンシアガ】の注目のコラボレーションがGucciのショーで発表されました!
『Aria』と題されたショーは4月15日にライブ形式で発表され、Gucciがブランド創立100年に相応しい驚きが多いショーになりました。
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どんな柄のアイテムが出るのか気になる!!
グッチとバレンシアガはどちらもブランドロゴをユニークに施したアイテムが人気なブランド。
今回はそんな両者のコラボということで柄に注目が集まっていました。
どんな柄が発表されたか、チェックしていきましょう!
GG柄×BALENCIAGAロゴ!
ジャガード織で表現されたGucciのGG柄に、おそらくプリントで施されたBalenciagaのロゴ!この生地が今シーズン一番人気になるテキスタイルになりそうです。
一見すると生地の柄に目がいってしまいがちですが、シルエットにも注目!
バレンシアガの代表的なフォルムのアワーグラスジャケットがグッチのショーで発表されているんです!
ウエストのフォルムが特徴的ですよね。
フローラ柄×Balenciagaロゴ!
グッチの代表的なテキスタイルであるフローラ柄に、バレンシアガのロゴが混ぜ込まれています。
この柄はフローラ柄の華やかな雰囲気を壊さずに上品にロゴが溶け込んでいるので、全体的に高級感があります。
Gucciロゴ×Belenciagaロゴ!
グッチとバレンシアガのロゴが斜めに入ったアイテム!両ブランドの文字が違和感の無いように並べられており、アワーグラスジャケットのシルエットというまさに究極のコラボレーション!
グッチのアイコニックなバックであるジャッキーにバレンシアガロゴが散りばめられました。
ストライプが入っているためクラシックな印象に仕上がっています。
そしてクロージャーには「B」の文字が採用されたハンドバックが登場!
このアイテムはこのコラボレーションを象徴する1ピースです!!
グッチの100年の歴史を振り返ってみよう
ショーの後、アレッサンドロ・ミケーレは、「グッチでのショーは実験的なハッキングになりました。私はデムナ・ヴァザリアの厳格さとトム・フォードの性的な緊張感をハッキングしました。」と述べています。
最後にグッチがこの素晴らしいこのコレクションを発表するに至った、過去100年の軌跡を簡単に振り返ってみましょう!
グッチは1921年、創業者のグッチオ・グッチがフィレンツェにその名を冠したショップをオープンし、地元の職人チームがデザインした馬具を中心とした高級皮革製品を販売しブランドをスタートしました。
現在も残っているホースビットローファーは、こうした乗馬用の金具からインスピレーションを得ています。
その後、グッチとその子孫たちは、一族の間で壮絶な権力争いを繰り返すことになります
(現在、レディー・ガガとアダム・ドライバーの主演でドラマ化されています)。
90年代、グッチはリエイティブ・ディレクターであるトム・フォードのセクシーなデザイン(そして物議を醸す広告)によって売り上げを回復させ、世界中の高級志向の消費者の心を仕留めることに成功します。
2010年代に入るとグッチはミケーレの新しいクリエイティブ・ディレクションのもと、根本的に新しいイメージを提案しました。
手に持ったドラゴン、足首までの長さのドレス、そしてトラ、ハチなど自然がルーツのアイコンや、ロマンティックな雰囲気でブランドビジネスの成功に導きます。
ビリーアイリッシュやハリースタイルズが音楽イベントなどで着用することで、その人気はさらに上昇していく事になります。
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グッチがラグジュアリービジネスで成長を遂げる中、そのライバルはバレンシアガでした。
両ブランドはアイコニックなアイテムが若年層に支持され、世界で一番ホットなファッションブランドになるべく火花を散らしていました。
しかしこのコラボレーションで争い合う必要はないという事が証明されました。
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今回のショーでグッチは鞭、鞍のような帽子、乗馬用ブーツなど、乗馬にまつわるものを詰め込んだアイテムを多く発表し、トム・フォードのアーカイブ的なセクシーさを表現しました。
またバレンシアガのアイコニックなシルエットを採用することで、このコラボレーションの完成度をより高めました!